Atom で BibTeX 環境を整える
はじめに
ようやく重たい腰を上げて、 BibTeX 環境を整えることにした。
理想は、BibTeX ファイルをそれ専用のフォルダに置き、
Atom のパッケージ latexer を機能させること。
あと、理解できなかったので、latexmk ファイルに手を出さないこと(白目)。
環境
- OS: Windows 10 (64 bit)
- TeX ディストリビューション: TeX Live 2017
- エディタ: Atom 1.23.3
- Atom のパッケージ (TeX関連) : latex、latexer、language-latexsimple、pdf-view
BibTeX を専用フォルダに置く
カレントディレクトリにいちいちファイルを作るのは、とても面倒なので、
TeX Live で用意されているフォルダ
C:/texlive/texmf-local/bibtex/bib/local
に、BibTeX ファイルを置くことにする。(もちろん、このフォルダである必要はない)
ここでは、ファイル名を「foo.bib」とし、参照リストも作成し終えたものとする。
BibTeX の読み込み
参考文献を置きたいタイミングで、TeX ソースコードに下を書く。
\bibliographystyle{amsplain} \bibliography{C:/texlive/texmf-local/bibtex/bib/local/foo.bib}
すると、\cite{ とタイプするだけで、検索ボックスと候補が並ぶ。
(著者名や論文名で検索をかけて、該当するものを Enter)
ここで、上記ではファイル名の絶対パスを指定しているが、
「¥」や「\」ではなく「/」でフォルダを区切っているので、注意。
BibTeX 用フォルダを使わない場合(非推奨)
一応、上記以外の方法も紹介しておく。
まず、BibTeX ファイル「foo.bib」をカレントディレクトリにおく。
(毎回ファイルを作ることになるため、非推奨としている)
参考文献を置きたいタイミングで、TeX ソースコードに下を書く。
\bibliographystyle{amsplain} \bibliography{foo}
感想
ものすごく単純なことに半日を費やしてしまった。
難しいことを何もしなくていいのに、これになかなか気づけなかった・・・。
変に理解不能なマクロを組まずに済んだので、良しとしよう・・・。
ちなみに、自分は documentclass を article や amsart でやっているので、
LaTeX Font: Font shape `JT1/gt/m/it' undefined using `JT1/gt/m/n' instead
などと、フォントに関する注意がたくさんでる。
これは jsarticle でやれば、注意がでなくなるので、気にしないことにした。
消す方法は他にもあるけど、TeX ソースコードに変なこと書きたくないし。
参照サイト
一番お世話になったページ:
- https://github.com/thomasjo/atom-latex/issues/337
- https://tex.stackexchange.com/questions/6805/bib-library-file-in-a-different-directory-how-to-use-mendeley-centralised-b
- https://www.bountysource.com/issues/27742731-bibliography-files-found-only-in-same-latex-file
Latexmk とかがわかる人向けのページ:
- https://ichiro-maruta.blogspot.jp/2016/01/atom-latex-on-windows.html
- http://ktashiro.net/archives/492
BibTeX そのものについて参考にしたページ: