Atom で BibTeX 環境を整える

 

はじめに

ようやく重たい腰を上げて、 BibTeX 環境を整えることにした。
理想は、BibTeX ファイルをそれ専用のフォルダに置き、
Atom のパッケージ latexer を機能させること。
あと、理解できなかったので、latexmk ファイルに手を出さないこと(白目)。

 

環境

 

BibTeX を専用フォルダに置く

カレントディレクトリにいちいちファイルを作るのは、とても面倒なので、
TeX Live で用意されているフォルダ

C:/texlive/texmf-local/bibtex/bib/local

に、BibTeX ファイルを置くことにする。(もちろん、このフォルダである必要はない)
ここでは、ファイル名を「foo.bib」とし、参照リストも作成し終えたものとする。

 

BibTeX の読み込み

参考文献を置きたいタイミングで、TeX ソースコードに下を書く。

\bibliographystyle{amsplain}
\bibliography{C:/texlive/texmf-local/bibtex/bib/local/foo.bib}

すると、\cite{ とタイプするだけで、検索ボックスと候補が並ぶ。
(著者名や論文名で検索をかけて、該当するものを Enter)
ここで、上記ではファイル名の絶対パスを指定しているが、
「¥」や「\」ではなく「/」でフォルダを区切っているので、注意。

 

BibTeX 用フォルダを使わない場合(非推奨)

一応、上記以外の方法も紹介しておく。
まず、BibTeX ファイル「foo.bib」をカレントディレクトリにおく。
(毎回ファイルを作ることになるため、非推奨としている)
参考文献を置きたいタイミングで、TeX ソースコードに下を書く。

\bibliographystyle{amsplain}
\bibliography{foo}

 

感想

ものすごく単純なことに半日を費やしてしまった。
難しいことを何もしなくていいのに、これになかなか気づけなかった・・・。
変に理解不能なマクロを組まずに済んだので、良しとしよう・・・。

ちなみに、自分は documentclass を article や amsart でやっているので、
LaTeX Font: Font shape `JT1/gt/m/it' undefined using `JT1/gt/m/n' instead
などと、フォントに関する注意がたくさんでる。
これは jsarticle でやれば、注意がでなくなるので、気にしないことにした。
消す方法は他にもあるけど、TeX ソースコードに変なこと書きたくないし。